『ライブ・ビューイング』に関する調査を実施

コンサート、舞台、イベントなどライブエンターテインメントの映画館中継、及びインターネット配信や映画、ドキュメンタリーなど収録物の企画・配給を手掛ける当社は「ライブ・ビューイング」に関する調査を実施いたしました。3年目となるコロナ禍で少しずつ人流が増えはじめ、大規模有観客イベントの増加や、大型音楽フェスの復活などライブエンターテインメント市場に復調の兆しが見えてきたなかで、映画館での中継イベントに関する実態を調査した今回の結果から、ライブ・ビューイングを利用するメリットや見たいジャンルなどが明らかとなりました。

【調査結果トピックス】
■ライブ・ビューイングに行くきっかけは気軽さが多数
きっかけは「家族や友人に誘われたから」が最も多く42.0%、次いで「ネットやSNSでたまたま情報を見つけたから」29.9%、「近くの映画館でやっていたから」29.4%。
■約半数の方が「迫力ある映像」「ライブの臨場感」をメリットだと感じている
ライブ・ビューイングのメリットだと思うことは、「大画面で迫力ある映像が見られる」48.8%、「ライブの臨場感が味わえる」47.8%が上位。
■他の観客と同じ時間と空間を共有することで生まれる一体感!ライブ・ビューイングあるある
あるあるとして最も多い回答は、「周りの観客が同じところでテンションが上がっていると嬉しい」で50.6%。「最初はみんなおとなしい」、「同志の多さに驚く」などの声も。
■あったら嬉しい機能・サービス「推しカメラ」が人気
あったら嬉しい機能・サービスは、1位「推しカメラ」35.8%、2位「ライブ・ビューイング限定の特典や映像」34.9%、3位「4DX」32.6%。
■ライブ・ビューイングで見たいジャンル1位は「音楽ライブ」
ライブ・ビューイングでの見たいジャンルについて、全体で「音楽ライブ」が54.1%と最多。特に40代・50代では6割以上と高い結果に。

【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:これまでに映画館でのライブ・ビューイングに行ったことがある全国20代~60代の男女
3.有効回答数:1,000名
4.調査実施日:2022年8月10日(水)~8月17日(水)の8日間

【引用・転載時のクレジット表記のお願い】
※本調査の引用・転載には、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンが実施した調査によると……

Q1. あなたが初めてライブ・ビューイングに行こうと思ったきっかけをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

初めてライブ・ビューイングに行こうと思ったきっかけをお聞きしたところ、「家族や友人に誘われたから」が最も多く42.0%となりました。次いで「ネットやSNSでたまたま情報を見つけたから」29.9%、「近くの映画館でやっていたから」29.4%となり、気軽に足を運びやすいことも見て取れます。

Q2. あなたが初めてライブ・ビューイングに行った際、困ったことをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

初めてライブ・ビューイングに行った際の困ったことをお聞きしました。最も多い回答は「雰囲気やマナーなどが分からなかった」で39.3%となりました。近年ではコロナ禍ということもあり、どのように応援して良いのかなど心配になってしまう人がいるのかもしれません。一方で、3人に1人は「困ったことはなかった」と回答していることがわかります。馴染みのある映画館で実施されているため、初めてでも不安に感じることなく参加している方もいるようです。

Q3. あなたは普段誰とライブ・ビューイングに行くかお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

普段誰とライブ・ビューイングに行くかお聞きしたところ、「友人」と回答した方が最も多く50.9%、次いで「家族」32.3%、「一人」28.6%となりました。【Q1】の結果からもわかるように家族や友人と一緒にライブ・ビューイングに行く方が多い一方で、約3割は一人で足を運んでいることも明らかとなりました。一人でも楽しむことができるライブ・ビューイングは、コロナ禍のエンターテインメントとして、今後さらに注目が集まるかもしれません。

Q4. あなたがライブ・ビューイングのメリットだと思うことをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

ライブ・ビューイングのメリットだと思うことをお聞きしたところ、「大画面で迫力ある映像が見られる」48.8%、「ライブの臨場感が味わえる」47.8%が上位となりました。大画面や音響による臨場感など、自宅ではなかなか味わえない映画館ならではの環境が人気であるといえます。また、「全国の映画館で見られる」36.2%、「チケットが取りやすい」27.0%など、リアルのライブエンターテインメントと比較して、時間や距離の制約が少ないこともメリットとして挙げられることが明らかとなりました。

Q5. あなたが感じるライブ・ビューイングあるあるをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

続いて、ライブ・ビューイングあるあるについてお聞きしたところ、「周りの観客が同じところでテンションが上がっていると嬉しい」が最も多く50.6%となりました。他の観客と同じ時間や空間を共有することで、喜びや感動を分かち合うことができるのでしょう。そのほか、「最初はみんなおとなしい」、「同志の多さに驚く」などの回答もありました。

Q6. あなたがライブ・ビューイングにあったら嬉しいと思う機能・サービスをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

ライブ・ビューイングにあったら嬉しい機能・サービスをお聞きしたところ、最も多い回答は「推しカメラ」で35.8%、次いで「ライブ・ビューイング限定の特典や映像」34.9%、「4DX」32.6%となりました。リアルの会場では味わうことができないライブ・ビューイングならではの演出が求められるのではないでしょうか。

Q7. あなたがライブ・ビューイングで見たいジャンルをお答えください。
(複数回答)<n=1,000>

ライブ・ビューイングで見たいジャンルについてお聞きしたところ、20代~60代全ての年代で「音楽ライブ」が1位となりました。そのなかでも40代は63.6%、50代は64.7%と、6割以上が回答する結果となっています。また、30代・60代では、約3割が「舞台・ミュージカル」と回答しており、ライブ・ビューイングは様々なジャンルで幅広い年代に楽しまれていることがわかります。

Q8. あなたがこれまで行ったライブ・ビューイングの満足度をお答えください。
(単数回答)<n=1,000>

これまでに行ったライブ・ビューイングの満足度をお聞きしたところ、「満足」38.1%、「やや満足」51.9%と合わせて90.0%が満足しているという結果になりました。

Q9. あなたが前問で「満足」もしくは「やや満足」と答えた理由をお答えください。
(自由回答)<n=900>

【Q8】で「満足」「やや満足」と答えた方にその理由をお聞きしました。迫力ある音・映像による臨場感やライブならではの一体感、チケットの手に入りやすさや近隣で実施されていることによる参加のしやすさなどが、満足度の高い理由となっているようです。

■臨場感・一体感
・アーティストの表情などよく見えて臨場感があって良かったから。(21歳/男性)
・通常のステージだとダンサーの細かい表情がわからないときもあるけど、ライブ・ビューイングのときは近くに
カメラが寄ってくれて、細かい仕草、表情、演技などがよく伝わってきたから。(27歳/女性)
・音も映像も迫力があって、実際の会場にいなくても一体感が生まれて盛り上がりを感じたから。(35歳/女性)
・本物のライブだと、出演者が小さくてほとんど見えませんが、ライブ・ビューイングであれば大画面で見られるし、音響が良く迫力があったから。(49歳/男性)
・本公演よりも、細部が間近で見られるし、とにかく盛り上がるから。(69歳/女性)

■参加しやすい
・子供がいるため宿泊して遠征するのは難しいので、
短時間だけ親や旦那に子供をお願いして楽しめるから。(34歳/女性)
・遠い会場だと行けないが、近くでやっていると便利だし資金も安く済む場合が多いから。(44歳/男性)
・まず、チケットが手に入りやすくて、価格も安いから。そして、現地より演者がちゃんと見られる。家から行きやすい。交通機関も混まない。家を出る時間が開演時間に合わせやすい。(53歳/男性)

【まとめ】
これまでに映画館でのライブ・ビューイングに行ったことがある全国20代~60代の男女1,000名を対象にアンケートを行った結果、ライブ・ビューイングのメリットや見たいジャンルなどが明らかとなりました。
 ライブ・ビューイングについて、「満足」38.1%、「やや満足」51.9%と合わせて90.0%が満足しているという結果になりました。ライブ・ビューイングに行こうと思ったきっかけは、「家族や友人に誘われたから」が42.0%で最多でしたが、一人で参加している方も約3割いることがわかりました。ライブ・ビューイングに行った方の声として、「音も映像も迫力があって、実際の会場にいなくても一体感が生まれて盛り上がりを感じた」や「遠い会場だと行けないが、近くでやっていると便利だし資金も安く済む場合が多いから。」などが挙がりました。
ライブ・ビューイングは、空間を飛び越え、公演会場と同じ時間をファン同士で共有しながら、映画館ならではの迫力の大スクリーンと大音響で楽しめます。コロナ禍でも安心して楽しむことができるエンターテインメントとして、今後さらに注目が集まるのではないでしょうか。

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